2017年2月3日金曜日

いじめ事件外伝1

息子と一緒に学校に行っている子供達
3人 息子を入れて4人

例の事件で、息子を置いて逃げた上
暴行を受けた息子が、やっとの事で逃げてきた時
「お前のせいで遅刻するやろ。」と言った子供達。

事件以来
息子を仲間外れにする様になった。

息子一人だけを、おいて
走って遠ざかり、
「登下校は、走ってはいけません。」と言われていたので
競歩のような歩き方でギリギリのラインをキープしつつ
息子が追いつくと、またもや
走り去っていく。
この数ヶ月間ずっと、続いていた。

ずっと、ずっと。

息子の言い分は、こうだ
毎日毎日、早く着きすぎて校門の前で
5分も10分も寒空の下、待たなくてはいけないし
開門前に学校に来ては行けないって言われてる。
どうしてそんなに、早く行かなくてはいけないのか
理解できない。と…

息子は我慢の限界に達していた。

ある朝、息子は集合時間の五分前に
集合場所へ
彼らは、すぐに走り去り、エントランスを抜けようとしていた。
息子がふと見ると、一人だけで学校に行こうとしていた
同じ学年の同じマンションの子供を見かけ
「一緒に学校いこうよ。」と誘った

「一人ぼっちを作らない」という理念を
息子は、守ったのだ。

息子はまだ、小学一年生
7才だ。

とにかく、
息子は一人ぼっちを作るな、という教えを守ろうとした。
が、他の子も「追いついたら逃げるべし。」という
伝統を守った。
先に到着した、子供達は、まだ開いていない校門の前で
息子達を指さして笑ったそうだ。

息子は、ついに
キレた。
「僕が、何をしたの?いつも僕が、謝らなきゃいけないの?」
先発隊
「そりゃ、M(私の息子)だけが悪いことをしたからやん。」
「二年生になったらな、(と、息子以外の三人の名前を列挙し)
俺達三人だけで学校行くから、もうMとは行ってやらへんねん。な、D君」

息子は唖然とした。

この数ヶ月間、息子はこれら三人の子供達の
母親たちから、嫌がらせを受けていた。
これ以前のブログに書いてある、嫌がらせの数々を
30をとうにすぎた、おばさん達から
7才の子供が、受けていたのだ。

<ブログから抜粋>
息子が母親たちから受けてきた嫌がらせの、主なもの

5.半年前に、親の承諾を得て差し上げたプレゼントを「もういらないから、返却します。」とメールをよこしてきて、玄関先に放置してきました。息子も目にしました。
6.放課後遊ぶ約束をしても、居留守をつかわれ、すっぽかされました。その子の母親も在宅していました。
7.  歯医者で遭遇したのですが、息子は目を合わせて手を振ったのに、あからさまに無視。
8.  Mが独りぼっちで登校するお友達を見つけて、仲間に入れて一緒に行こうとすると、ほかの子たちはさっさと早歩きで歩いていき、息子が学校の開門待ちの時に「まだ学校の門は開いてもいないのに、どうして、そんな早く行くの?僕が何かしたの?僕が謝らないといけないの?」と言うと「そりゃ、Mがいつも悪いことするからやん」「2年生になったら、俺たち3人だけで学校に行くから、Mはもういれてやらへんねん」とのこと。息子は嫌がらせや仲間はずれが終わってほしいと思いながら、昼休みに謝ったのですが、自分が何をそんなに悪いことをしたのか、まったくわかりません。

・・・・
謝ることで、これが止むんだ、と
思ったらしい。
息子は、彼らに謝り、「いいよ」と言ってもらったが
帰って来て、悔しくて仕方がない様子だった。

私は、息子に言った。
「どうしたい?」
「一人で学校いくのは、怖い。
でも、皆ずるいと思う。
僕が、なにをしたのか、結局わからない。
怖いけど、もうママを傷つけたくないし
僕… もう明日から一人で学校に行く。」

と…

私は担任に手紙を書きました。
「こんな扱いを受けなくてはいけないまでに、どんな悪い事をしたのか聞いてください。
そして、子供達をこのような行為に駆り立てた背景として、息子がこれまで母親達から受けてきた嫌がらせについてお話したいので、お時間を下さい。」と…


そうこうしているうちに
息子が言った
「僕、自分で言いたい。」
そこで、私は、担任教諭二名に立ち会いをしてくれるよう
頼みました。

「M君がどんな悪い事をしたの?」と息子の担任が、尋ねると
「いっつも、拗ねてるみたいにして、のそのそ遅いから、イライラする。」と
答えたそうです。
息子は言いました。
「僕は拗ねてたんじゃないんだよ、
悲しかったんだよ。
二年生からとは言わず、もう明日から一緒に学校に行ってくれなくていいです。
僕は、一人で学校に行きます。」

この事について、私は担任二名と話合いました。

息子の担任はまだ年若く、ほとんど、しゃべりませんでした。
もう一人の、K教諭がほとんど話していました。
まず、事の経緯は、息子の訴え通りだと、確認。
そして、息子が受けている嫌がらせの一部を話しました。
教諭たちの言動から、母親たちがすでに
「棟方さんは、自分の教育方針を押し付けてくる。」
「二年生の登校で仲間外れされるのを怒っている。」
とか、なんとか訴えて来たことを悟りました。

思ったとおりです。

K教諭は
「どうしても、一緒に行かなくてはいけないですか?」と、
全くの脈絡なしで聞いてきました。
「彼らは合わせられないし、イライラするって言ってますし。」と

私は、
「まず、息子の言う通り、もう学校には一緒に行って欲しくありません。
あの決定は、私達親子二人でだした結論です。
ただ、そういう決定は親達が、最大限の配慮を布いて
子供達に伝えられるべきです。
一緒に行かないという決定事態は問題ありません。
ただ、外される形になっている事は、多少引っかかる。
そんな悪い事を、息子がしたのか、と。
ましてやこういう事が、意地悪のネタに使われて良いものではない。
親達の関係は、どうでも良い。
お互い怒っている。私も間違ったかもしれない
私が気に入らないのは分かる。
でも、文句があるなら私に行ってくるべきだし。
攻撃するなら、私を攻撃するべき。
私が言いたいのは、本当に息子が負うべき咎なのか
と言う事。
イライラする?せっかちで、待ったりできない?
校則を破っているのはどちらですか?
息子ですか、彼らですか?
そもそも、登下校で走っても良いのですか?。」

こに問にK教諭はきう答えました。
「安全に留意して歩いて来るように、と教えています。」
「でも子供って、走ってしまうもの何ですよ。
開門に来るなと言っても、7:50には来てしまうものなんです。」

だから?

「走ってしまうものだから、だから言い続けないといけない。
それが教育だ。
イライラするだとか、早く行きたいという彼等の我欲を
常に息子が叶えなくてはならないのか。
校則を破ってまで?
どういうことか、それは。
こういう事を機に、我欲を乗り越えて
コミュニティの共通の利益に貢献する事を
学ばなくてはいけないのでは?」

さぁ、ひっくり返らないように、ご用意ください。
K教諭は言いました。
「そんな事が出来たら、この世から悪はなくなるんです。」

とにかく、私は、彼等をして、息子に謝罪せしめよと依頼しました。

二つ目の波が来ます。

「必要ですか?」

私は、訪ねました。
「どうして、必要ないのですか?」
「M君も約束を破っているという面では、非があるのかな、と思って。」
これには、息子の担任も首を動かさずにはいられませんでした。
私は、聞きました。
「息子に、どんな非があるのですか?」

K教諭は
「四人でいっしょに行く約束だったのに、勝手に一人増やしたから。」

日本の教育が、終わっている。
そう感じました。

思いやりの行為と、意地悪が同列で語られ
同じ約束違反として裁かれるのです。

私は、言いました。
「この件において、息子に非は一切ありません。
毎日毎日、早く着きすぎて校門の前で
5分も10分も寒空の下、待たなくてはいけないし
開門前に学校に来ては行けないって言われてる。
どうしてそんなに、早く行かなくてはいけないのか
理解できない。
この主張に、一点の非合理性も見られません。

1万歩譲って息子にも非があるなら
どっちも謝らない、ではなく
どっちも謝る、という選択肢を採るべきでは?」

ついに、息子の担任教諭が口を開きました。
「登下校のルールを、もう一度しっかり教えなくてはいけません」

次の日、彼等は呼び出され、息子の担任によって
謝罪へ促されました。
息子も、「キツイ言い方をして、ごめんね。」
と謝罪したそうです。

そして
全体に対して「開門前には登校しないこと。走らないこと」指導があったそうです。

2 件のコメント:

  1. 「そんな事が出来たら、この世から悪はなくなるんです。」
    学校は、日本の教育は、何を目指しているの???教育の意味を解らずしてお給料をもらっている無能な教師こそ悪だと思う。この教師はこの世に悪がなくならないように教育を行なっているの?

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  2. まったく、その通り。今の日本の教師は「業者」今回の事も、一番責められるべきは、親です。彼女たちは、単に相手の親の意向を伝えて来たのかもしれません。それにしても、子供達をいったいどこへ導くツモリでいるんだ!まったく��

    返信削除

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