イジメ・・・
学校が負うべき責任では、ない!
学校の責務は、基本的な学力の教習と、社会性の育成。
つまり、子供達が外面を「発揮」する場。
外面(そとづら)を育てるのは、学校ではなく、家庭なのだ。
子供達の倫理と道徳の教育は、絶対、誰がなんと言おうと、家庭が負うべき責務!
私が怒り苦しむのは
信頼していたからだ。
だから、私は、苦しんでいる。息子が遭遇したイジメ。
確かにステージ0〜ステージ1。
私が求めたのは、
「絶対に、これをステージ2以上にはしないですよ」
という覚悟のジェスチャーだ。
それが、子供を囲む共同体に対する最低限の礼節だ。
なのに、誰一人として、親は誠意を示さないばかりか、
大の大人が7歳の子供を傷つけた。私は苦しんでいる。
どうやったら、彼らを赦すことが出来るのか。
まだ、私にはわからない。
高飛車に哀れめば気が楽。
でもそれが出来ないのは、ひとえに、
私が、いまだに、彼らの子供達をも愛おしく思い、
こないだまで彼らを自分と同じ「プロの親」として信頼していたからだ。
日本人は厚顔無恥
少子化対策はその証拠
WHOは、世界人口が飽和状態にあると警鐘を鳴らしている。しかし、日本人は、たかが年金問題のためだけに「少子化対策」などと言っている。笑止千万だ。厚顔無恥だ。厚かましいにも程がある。馬鹿としか言いようがない。どんなに嫌われようが、怒りをもって私は、叫び続ける。
「産むな、増えるな、道徳を教えられないなら。
産んだなら、命がけでその子を社会に有益な子にしろ!」
保護者会が
ぐーたらやってる場合ではない!
保護者会がPTAの一部として、果たさなければいけないことがある。
日本は陪審員制度を導入し始めた。つまり、保護者会にもできるってことだ。
さて、なにが?
・・・
かつてのように、連絡網は配られなくなった。
子供たちの生活で起こったトラブルについては、
学校が責任を負うのではなくとも、把握はするべき。
責任を負うべきなのは、加害者個人と親なのだけど、
連絡先を知らなければ、学校が介入する以外ないし、
たとえ、知っていても、こういうことは、
「個人間」のケンカや言い合いで終わってしまってはいけない。
加害者は「加害者」となった時点で、違法行為を行っているのだ。
社会的な責任を問わなくてはいけない。
罰則を加えるとか、裁くとか、そういう話ではなく、
痛みを共有し、公正な見解を通して起きた出来事を検証しなくてはいけない。
そうやって、「常識」が形作られる。
個人の名誉はそうやって育まれる。
そもそも
最近の社会的な問題は
個人が名誉とエゴを取り違えているから、起きていることが多いように思う。
昔は、どの国でも、寺や教会が、この役割を担ってきた。
何を担ってきたか・・・
「調停」の役割だ。
現代社会では、それが、地域コミュニティをすっ飛ばして
いきなり、裁判所が行っている。
でも、その前に、共同体が、共通の利益、
つまり、この場合、「子供たちの心身の安全・健康」のために
互いに貢献しあって、調停の役割を果たしてもよいはずだ。
「許しあう場」としての
PTA
以前に、私の別の著作でこう言っている。
戦後80年、学校教育は向上の一途をたどっている。
衰退しているのは、家庭教育だ。
私は、この見解を変えては、決していない。
学校の教師の対応が気に入らない?
私もついこの間、痛いほどそう感じた。
それでも
学校に責任を問うべきではないのだ。
低賃金の激務に、加えて、
トイレで排泄できるようになっただけの子供たちを
押し付けられて、
「よいこに育ててね」などと、割に合わないにもほどがある。
そもそも、学校の質を向上させたいなら、
PTAが連携して、国に予算の改善を強く求め
不適格な人間が、教師という「聖職」に就くことを
防がなくてはいけない。
教師の労働環境を改善し、副担任を雇用するべきだ。
教師という個人のQOLを上げることが、
子供たちへの教育を向上させることは、容易に想像できる。
総務関連の業務の一部を、教師だけでなく
保護者会が担うことで(担うというのは責任を負うということだ!)
教師の業務を軽減するべきだ。
いじめなどの倫理問題については、学校だけでなく
PTAの倫理委員会を設け、保護者会が主導して
「共通の利益」の確立に努め、解決するべきなのだ。
傷ついた側に寄り添うことで、
加害者への寛容を、いち早く引き出すことができるはず。
加害者の受ける痛みにも、寄り添える
そんな保護者会・・・
つまり、親同士が
誠意をもって、
問題を認識しあい
謝罪しあい
そして、
許しあう場、というのは
PTAで設けるべきであるということなのだ。
PTAが「調停」機能をもつことは
それ自体が、国の平和の礎になるのだ。
「りんじゅのさと」は絵本作家 棟方玲宇(むなかたれい)のオフィシャル・ウェブサイトです。 「玲樹(りんじゅ)」とは歌人でもある棟方のペンネームです。 Welcome to the official website of Rei Munakata, a children's book creator.
2017年2月16日木曜日
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