2017年1月26日木曜日

神戸の郊外でおきた、ある「いじめ」事件 6

<いじめ事件INDEX>
1. 事件

2. L君との一年半…

3. 登校グループ

4. 疑惑と学校の対応

5. 警察での聴取と真相

6. 母親たちの反応

7. 私の考え

母親たちの反応

一つ訂正します。
この記事で、息子のMと一緒に登校してくださいませんか?と私が尋ねたのに対して、3人全員が「子供に聞いたけど、M君と一緒に行くって言ってます」と返信してきた、と言いましたが、これは誤りですので訂正します。
L君と一番接点の深かったS君の母親だけは、「集合を7:40にするのは賛成」とだけ送ってきました。

L君の母親:
私の息子Mを5人の子供たちが取り囲み、因縁をつけた事件。
その「因縁」の大義名分となったのがL君です。
大義名分に使われただけでなく、臨場、しかも、取り囲んだ5人の一人だったことを私が知ったのは、事件当日のことでした。
私は一晩待ちました。もしかしたら、本当に単純に、利用されただけなのかもしれない、と思ったからです。中心加害者となった3年生男子が、母親経由で、「仲間はずれ」論を信じ、ちょっと自分の影響力を、新しいマンションの一年生にひきらかすための口実に使われたのかも・・・ だとしたら、自分の名前が出て目の前で、友達が暴力をふるわれているのを見たのだから、きっと母親に相談し、母親が「大丈夫だった?」と様子をうかがうメールをしてくるはずだ、と思いました。

しかし、そんな連絡は来ませんでした。

そうなると、3年生の男子にL君が依頼した可能性が、完全には否定できないわけです。
その時点で私は2晩寝ていません。息子を水中に沈めた子供が、3年生の子供と共に息子の前に立ちはだかり、その3年生の子供が息子に暴力をふるったのです。「次は殺されるかもしれない。」とも思いました。
今思うと、半ば病気だったのだと思います。

ひとつだけ確かなことは、だれかの母親、あるいは、すべての母親の配慮の足りなさが何よりもの事件の原因であることです。偏見に満ちた考えを、軽々しく子供の前で口にしたり、伝えたりしたのか、あるいは逆に、与える情報が少なすぎたのか。

私は、強い語調で、L君の母親にメールを送りました。この時点で、すでに、学校の最初の聴取が終わり、三年生男子は「自分のしたこと」を、すべて認めた後でした。

「母親として、このことにどう責任をとるのか?」と。

すると、夜になって、夫婦で学校に確認に行ったというL君の父親からメールが来ました。
「Lがこのことに関与しているという根拠を示してください。このことについてこれ以上、お話しすることはありません。」とのことでした。


三日目、私はついに倒れてしまいました。誘眠剤で強制的に眠り、少し自分のメールを反省しました。そこで、L君の両親に謝りました。「L君はそこにいたのだが、何かしらないか?」という聞き方をするべきだった。もし、L君一家がただ、偶然臨場してしまい、大義名分に使われただけだというなら、それを信じる、と言いました。それでも、L君からは何も、もう言ってきませんでした。


その他の母親の反応

1. これは子供の反応。そもそも、事件当日、4人いっしょにいましたが、うちの息子だけが被害にあい、あとの3人はさっさと遠くへ行き、そこから様子を見ていました。が、そのあと、息子はほかの子たちに「Mのせいで学校行くのが遅くなった。」と言われたそうです。
2. いろいろと不明な点が多いので、明らかにしたいと言った私に「そんなことしてどうなるの?M君はそれで幸せなの?学校でやりにくくならないの?」と言ってきました。
3. まがいなりにも暴力沙汰になったので、報復や、さらなる嫌がらせをおそれ、下校時も、お約束して、できれば一緒に帰ってほしいと、助けを求めました。放課後、ママが不在なので、うちでお預かりしている二人ですので、帰る場所は同じです。でも、一人は「子供に聞いたけど、無理って言ってます。なにせ、せっかちなので。」もう一人は「なんでもママが決めるの?」と「ぴしゃりと言われました~。もっともですよね。」と返ってきました。
4.そういうことなので、警察の聴取が終わるまで、息子の登校を見合わせました。そのことをメールで伝えると、同じ階に住む子の母親が、「いままで、M君をむかえにいってから一階に集合していたのだけど、それ、やめてもいい?」と言ってきました。
5.半年前に、親の承諾を得て差し上げたプレゼントを「もういらないから、返却します。」とメールをよこしてきて、玄関先に放置してきました。息子も放置されたその品物を、見てしまいました。
6.放課後遊ぶ約束をしても、居留守をつかわれ、すっぽかされました。その子の母親も在宅していました。
7.  歯医者で遭遇したのですが、息子は目を合わせて手を振ったのに、あからさまに無視。
8.  Mが独りぼっちで登校するお友達を見つけて、仲間に入れて一緒に行こうとすると、ほかの子たちはさっさと早歩きで歩いていき、息子が学校の開門待ちの時に「まだ学校の門は開いてもいないのに、どうして、そんな早く行くの?僕が何かしたの?僕が謝らないといけないの?」と言うと「そりゃ、Mがいつも悪いことするからやん」「2年生になったら、俺たち3人だけで学校に行くから、Mはもういれてやらへんねん」とのこと。息子は嫌がらせや仲間はずれが終わってほしいと思いながら、昼休みに謝ったのですが、自分が何をそんなに悪いことをしたのか、まったくわかりません。

事件当事者の反応
いまだに誰一人として、母親は謝罪していません。学校で3年生中心加害者男子、4年生の女子で、Mに以前数回、下校途中で手をあげた子、この2人は謝りましたが、二人ともふざけながら謝っていたそうです。母親からはなんにも、言ってきません。
取り囲みに参加した他の一年生は、なんの指導もされていません。

<いじめ事件INDEX>
1. 事件

2. L君との一年半…

3. 登校グループ

4. 疑惑と学校の対応

5. 警察での聴取と真相

6. 母親たちの反応

7. 私の考え



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