2017年1月4日水曜日

よみがなの神秘

十干十二支についてお話しましょう。


日本では、十二支を動物になぞったものだけが、年を表す象徴として珍重されています。


しかし、これは、識字能力が低かった当時の市井の人々のために、「適当」にこじつけられたもの。つまり、「頭が悪い人」だから、身の周りの動物たちなら、わかりやすいだろう…という意図があります。


義務教育が与えられている現代に生きる我々が「イヌ」だの「ネズミ」だの言っているのは、ちょっと恥ずかしいですね。


十二支が方位や時間を区切るのに使われた事は、ご存知の方も多いでしょう。

例えば、「子の方位」というと真北です。十二支の順番を時計周りに配置し「子」を真北に据えると360°を十二分割したエリアが、十二支それぞれの「支」の担当方位。
時間も一時間ごと、分も十二支で表します。
一年が十二支で表される事は、ご存知の通りです。実は月日も十二支で表されます。
例えば これを執筆している2016年12月20日は、
申(さる)年 子(ね)月 子日です。

さて、十二支の話をもっと深くする前に、十干の話をしましょう。
この図をご覧下さい。


相生、相剋の関係についてはいずれまた

この図は、世の中の森羅万象の由来が
木、火、土、金、水
・・これら五つの要素に分類される事を示しています。

この五つの事を「五行」といいます。

この五行はそれぞれ、陽と陰にわかれ、それらを十干(じゅっかん)とよびます。
この「干」という字を覚えておいてください。

一例を先に取り上げますが
木の陽性を、甲と書きます。
木の陽性は、木の「兄(え)」とよび
この字「甲」は「こう」とも読みますが
き・の・え  「きのえ」と読みます。

木の陰性は木の「弟(と)」とよび
きのと と言います。
漢字は「乙」です。



行
陰陽
干(読みがな)
木
陽
甲(きのえ)
木
陰
乙(きのと)
火
陽
丙(ひのえ)
火
陰
丁(ひのと)
土
陽
戊(つちのえ)
土
陰
己(つちのと)
金
陽
庚(かのえ)
金
陰
辛(かのと)
水
陽
壬(みずのえ)
水
陰
癸(みずのと)

みなさんがお持ちの端末で、(  )に書いてあるひらがなを入力してみて下さい。左の文字が出てきます。

昔の通信簿の評価に使われていた「甲乙丙丁」はコレの事です。

「甲乙付けがたい」というのは、これが、通信簿の評価値として使われたことに由来しています。 ただ、本来、甲が乙に「勝る」という概念はありません。


陰陽とは
互いがなければ、互いに存在せず
互いが在って、ようやく互いが在る
そんな存在なんです。

日本で「四柱推命」と呼ばれる推命のことは、ご存知ですか?
これは個人が生まれた年月日、そして「時」の四つの柱をもとに鑑定するものです。台湾では、四柱推命とは言いません。「八字推命」(パーツ)と言います。
これは四つの時間の柱を「二文字」で表すからです。

二文字のうち一文字は、先程言った「十二支」である事はおわかりだと思います。あともう一文字は、「十干」です。四柱はそれぞれ、「干」と「支」、つまり「干支」で表すのです。
干の読み方をみてお気付きになった方も、おられると思います。
陽性=兄=え
陰性=弟=と

「えと」とあります。

これが、干支「えと」の正体です。

私は「今年の干支は?」とたずねられて、十二支だけで答えることは絶対ありません。2016年の干支は「丙申(ひのえさる)」。来年2017年1月28日に訪れる新年は「丁酉(ひのととり)年」です。

では、みなさんが生まれた年の干支を考えて下さい。
私は丙辰(ひのえたつ)です。
再び、この丙と辰のコンビネーションが訪れるのは60年目(偶数同士が循環する乗数なので‥たとえば、甲子は、陽性である、甲とコンビになってますが、どんなに循環しても陽性の干とコンビを組むからです。)・・・
これが、還暦なんです。一循環した、ということです。「赤ちゃん」と同じだから、ということで、「赤いちゃんちゃんこ」なんです。

でも、ご存知ですか?
ヒトは、母親から貰った細胞をもとに細胞分裂を繰り返し、古い細胞を消滅させながら「成長」します。母親からもらった細胞がすべて無くなるのは、ちょうど、60歳ごろなんですよ。これは医学的事実です。


さぁ、謎解きはまだまだです。
ヒントは「漢字」です。

第一話 動物は関係ない 十二支物語
第三話 動物は本当に関係ない 十二支物語

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