しかし、唯一、なんとなく納得している簡略文字があります。
「愛」という文字の簡略文字です。
私は書家ではないので、悪筆なのは
お許しくださいね。
中国では「愛」をこのように書きます
これが、私にはしっくり来たのです。
友という字を含むことが、愛に通じるという概念・・・
なんだか、ほっとします。
ここはひとつ
「愛」という字を掘り下げてみましょう
愛という字は
1.かんむりに「すでのつくり」と呼ばれる文字を頭にいただいています
この字は人が振り返っている様を表しています。
それが頭を巡らし、手を伸ばしている人の様が、このように発展して
愛の字の冠になります。
2.そして心という字です。
心はまさに心臓の形を型ちどった文字です。
3.そうして、最後が、実は及ぶという文字です。
この及ぶという字なのですが、もともと、人に手が追い付いて、「及ぶ」という文字になるのです。
まずは人という文字の成り立ち
そして、この人に手が追い付いて、及ぶという文字
「愛」という文字は「頭を巡らせて(きにかけて)心が及ぶ」という文字なのですね。
この「愛」という文字を
このように書くならば
友という字は、心という字と及ぶという文字が略されたことになります。
本来「友」という文字は
二本の右手がそろっている様から、結んでいる二人
並ぶ二人、つまり「友」ということなのですが、むしろ
「心が及んでいる相手」ということも言えるのではないでしょうか。
友という文字は、こうも書けるということです。
次の論語絵本のテーマは
「遠方より友来る
亦た、たのしからんや」
です
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