2016年2月9日火曜日

論語絵本、明日発売です

これまでの論語絵本は
論語そのものの言葉を忠実に伝えようとしていました。

もちろん
とても大切なことです。

ただ、やはり今を生きる私たちには
言葉も難しいですし
文化も理解しにくいことも・・・・

でも、私は論語が大好きです
なんで、スキなんだろう・・・と
考えました。

それは論語が、
今を生きる私たちをも救うことができる
「普遍的な理念」だからなのかな。

むずかしいのは
言い回しだけなんだ!
と、気づきました。

なんどもなんども論語を読み返すうちに
普遍さの「エッセンス」を見つけました。

それは漢字です。

ほんとうに
漢字とは、なんと素晴らしい文化なのでしょう。

ロマンとファンタジーに満ち
簡潔で直接的です。

たとえば、論語の学而の一番初め
今回の「Wings in the Sky.....」のテーマとなった一節

この一節は「学習」という言葉の語源になっていますが
その中核にあるのは
ある一つの漢字です
それが「習」~ならう~
という字です。

また、これは日本人にしかわからない真理ですが
「ならう」という言葉は
「習」ともかきますが「倣う」つまり、まねるという言葉でもあるのですね。

まさに
学習するというのは「まねる」ことなんだ、ということを
とくに日本人を音と書き文字で、知っているのです。

アジア人ってとくですよね。

私が息子を「国際学校」にいれないことを
「なんで~~~~~~!」と
みなさん疑問に思われるそうなのですが、
私はケチですから
せっかくアジア人に生まれ
世界で最も難しい語学を「母国語」として習得できる環境にあるのに
それを棒にふるような行いはできません。

アルファベットは一週間もあれば覚えられますが
ひらがな、カタカナ、そして漢字は一生かけても覚えきれないのです。

英語は簡単な語学だから
世界共通語になり得たのです。

しかし、アジアの言葉
とくに日本語という語学は
自然哲学の神髄に通じ、だからこそ
私たちを「幸福」に導く力を宿しているのです。

私にとって英語は広がりをもたらす語学であり
日本語と中国語は深さをもたらす語学なんです。

ことりさんたち
「Wings in the Sky and the White Breath」




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